
相方のディアです。今、ポケモンカードの高騰が話題になってますね。今回はポケカバブルとは何なのかを細かく見ていきたいと思います。
今回はツイッターなどで話題になっている、ポケカバブルについてお話ししていきたいと思います。
今、トレカ業界の中でもポケモンカードがとにかくアツいと評判になっています。
特に、新年にはいり、レギュレーション落ち(トレーディングカードは使えるカードが多くなりすぎるので年に1回ほど、使えなくなるカードが出ること)が近づいてきて、値段が下がり始めると予想されていました。
ところがどっこい、レギュ落ちするカードでどんどん値段が上がっていくカードがあるではないですか。
これは、ポケカバブルの到来だ!!
上記のことがあり、このように言われているのです。それでは、さっそく詳しくみていきましょう。
現在高騰しているカードは何なのか?
前々から読んでいただいていた読者はご存じかと思いますが、ピカチュウとリザードンは今もものすごい勢いで上がっています。
上記の2つのポケモンはあまりにもメジャーなのですが、今回バブルが来たと言われているカードは上記とは別の種類のカードなのです。
それは、かわいい女の子イラストのカードです。

上記は「ルチア」というカードですが、現在2万円以上売買されています。
ところが、このカード、1か月ほど前は下記のような値段だったのです。

3倍以上に価格上がっていますね・・。
このほかにも、かわいいイラストの「メイ」や「ビッケ」なども上がってきています。

いや、本当にここまで短期間に上がるとは予想していなかったです。ルチアは私も未所持だったので、今回はおとなしく見守ることにしました。

価値が3倍!?だったらルチアとかメイとか今からでも買っておけば更に値段があがるんじゃないの!?

個人的にはその考え方はリスク高いかなぁ、と思うな。その理由を説明していくので、少し、ポケカの価格の上がり方について説明していこうか。
第1次ポケカバブルと第2次ポケカバブルについて
冒頭でお話ししたように、現在ポケカの価値の上がり方は「第3次ポケカブーム」と言われています。
それでは、第1次ポケカバブルと第2次ポケカバブルはどの期間のことを指すのでしょうか?
ここの価格の変動理由を知ることが、今後のカード価格の変動を予想するヒントが見えてくるので、学んでいきましょう!!
①第1次ポケカブーム
初めにポケカの価値が急激に上がったのは2018年8月頃~11月頃の期間を指します。
この時期に起こったことを書きだしていきます。
- 2018年7月13日、500円スタートデッキ発売
- 同時期に長らく続いたレギュレーションに変更があり、昔の強いカードが一部使えなくなる
- 「はじめしゃちょー」氏、「もこう」氏など、有名なYoutuberが500円スタートデッキを紹介する
- 500円で気軽に始めることができること、強いカードを揃える障壁が減ったことで、ポケモンカードをする人口が増加(人数の具体的数字は不明だが、売上が昨対比600%など数字となって表れている)
- 急激な需要の高まりにより、供給が追い付かず、ポケカが全国的に品薄になる。
- 結果として、ポケカの買取が急激に上がり、ポケカバブルと言われるようになった
第1次ポケカブームは上記の流れで発生しました。
特に象徴的だったのは、「グズマ」というカードの買取の上昇でした。
これはデッキに必ずと言っていいほど入るカードなのですが、1箱に3枚ほど入っているカードだったので、バブル前は300円ほどで販売されていました。
それが、人口増加に伴い、需要が高まりすぎた結果、下記のような買取になりました。

ポケカの箱の価格が4500円のため、3枚でればそれだけで6,000円、SR枠でグズマが出たら+13,500円・・。
買えば買うだけ特になるので、そりゃ、売り場からカードがなくなるわけですねw
グズマに限らず、あらゆるカードが値あがりし、新しく出るカードも即売り切れという状況が続きました。
②第二次ポケカバブルについて
続いては第二次ポケカバブルについてです。
これは2020年5月~10月あたりと言われています。
こちらも何が起きたかをまとめてみましょう。
- 2020年1月頃からコロナが流行、物の流れが止まる。
- お金を動かす投資家たちの投資先の一つにTCG(トレーディングカード)が注目され、MTG、遊戯王、ポケカのカードの需要が一気に高まる。
- 特に絶版になっているカードの価値が見直され、古いカードの価値が高騰した。
- それにつられてポケカ全体の価値が上がり、第2次ポケカバブルと言われた。
投資家が参入してきたというのは、あくまで噂ですが、海外渡航がOKになった瞬間、日本からカードがなくなった時期があったので、仮説としてはかなり有力な説だと思っていいと思います。(投資家というより、海外勢の需要増ですね)
こちらのカードの価格高騰の象徴は多くありすぎるのですが、やはりピカチュウとリザードンの価値の上昇はすごかったです。
リザードンの価値の上昇の記事はこちらでも書いているので、見てみてください。
ポケカバブルはいつ終わった?
第1次、第2次ポケカバブルの価格上昇のメカニズムは理解されたと思います。
それでは、そのバブルはいつ終わったかも理解していきましょう。

とはいっても、実はもう答えは上記で書いているんです。需要の高まりにより価格が高騰しているのですから、その需要がいつ満たされたか、に注目するんですね。
①第1次ポケカバブルの終焉
第1次ポケカバブルは、ポケモンカードをプレイする人口増加による「需要の高まり」でした。
この時期は運営としても歯がゆかったと思います。
需要があるのに、供給が追い付いていない・・・。
しかし、運営もいつまでもそのような状況であるはずがありません!!
2018年11月から、明らかに生産数を伸ばしているのです。
公式の生産ラインを増やしたか、人員を増やしたかは不明ですが、とにかく商品が世の中に出回るようになったのです。
更には、公式も「新規ユーザーも既存ユーザーも喜ぶ、ハイクラスパック」なるものを世に出したもんですから、(ウルトラシャイニーという商品です。最近発売したシャイニースターVの先駆け商品)必須カードの供給が需要を上回り、カードの価格が急落しました。
先ほど述べたグズマも元の300円ほどの価値に戻り、第1次ポケカバブルは終わったのです。
②第2次ポケカバブルの終焉
続いては、第2次ポケカブームについて話していきましょう。
こちらは、正確に言うと、価値の上昇は止まっていないので、終焉を迎えたといっていいのか判断に悩んでいます。
ただ、確実に言えることが2つあります。
一つは、ある程度価値のあるカードが認識され、世に出回るようになったこと
もう一つは、価値の上昇の速度が鈍化したこと(女性キャラのカードは例外)
例えば、リザードンGXのSSRという商品はもともと5,000円ほどで取引されていましたが、第2次ポケカバブルで一気に5万円ほどの価値に高騰しました。
そのような商品が手に入らなくなったかというと、フリマアプリでは売り切れにならず、買おうと思えば買える状況になっています。


第2次ポケカバブルで高騰したのは過去の人気ポケモンの貴重なカード(高レアリティ)でした。その価値がある程度上限まで行きつき、価格の上がり幅が落ち着いたと判断することはできると思います。
改めて第3次ポケカバブルの状況を考えてみる
さて、第3次ポケカバブルの話をしていきましょう。
現在高騰しているカードは「かわいい女の子のイラストが描かれているカード」というのは冒頭に述べました。
しかし、一番最初に書いたように、今高騰しているから買っておこう、というのは私は危険な香りがします。
改めて今までのカードの価値の要因を探ってみると
- 第1次ポケカブームは増えすぎたユーザーの需要に対して供給が間に合っていなかった故の高騰
- 第2次ポケカブームは、過去の貴重なカードの需要が高まっての高騰
というように理屈づけて説明できます。
ところが、今回の高騰って「かわいい女の子イラスト」のカードが上がっているだけなんですよ。

かわいいカードイラストなら他のトレカでもよいし、ポケカでなくてよいんじゃね?
という何とも言えぬ違和感が今回の高騰には見て取れます。
一応、今ネットで言われている噂としては
●転売ヤーグループが価格を上げるために自作自演でカードを買い占めて売り買いを繰り返している
●その流れを見て、カードショップも需要があると見込んで高価買取を出すようになっている
という仮説が立てられています。
仮にこの説が本当であるならば、一時的にカードの下落が起こるときが必ず来ます。
なぜなら、本来需要のないカードをカードショップ側が在庫としてあげたのですから、それを売らなければならないからです。
実際レギュレーション落ちしたカードなんて一般プレイヤーは興味がないわけですし、コレクターであればすでに入手しています。
上記のカードが絶版でもう手に入らずに高騰しているということであれば理屈も通りますが、現在も箱の入手は可能なので、この理屈も通らないです。
では、どうして高騰しているのかと問われると、上記の仮説も一定の信憑性が出てくるのかなとポケスロは考えます。
信頼を損なう商売はするな
それでは、最後に私の書きたいことを書いてこの記事の締めとしたいと思います。
私は「トレカ転売」とうたってブログを運営しています。
このブログを立ち上げた当初は「お金に困っているカードプレイヤーを助けたい」との思いでブログを立ち上げました。
カードの価値をわかっておらず、転売ヤーの餌食になるプレイヤーがあまりにも多かったので、その情報発信源になれればいいなという「転売ヤーへの皮肉もこめて」ブログ名はトレカ転売yaとしております。
私は、トレカの値上がりの面白さは、今後このカード強くなりそうだな、と予想して、安いうちにかっておき、高くなったときに販売するところだと思っています。
そのため、「お店が欲しいからポケスロさんカード提供してくれない?」と言われることもあったりします。
「だからこのカード上がるっていったやん~」という会話を店員さんとしたりするのもまた楽しいです。
ちなみにその時は、高値でふっかけず、信頼価格で販売したりします。
逆にお店に行ったときは極力お店にお金を落とすようにしています。
そういうことの繰り返しで人と人、お店との信頼関係ってできていくと思うんです。
ただ、今回の第3次ポケカブームは、「個人の利益追求が度を越している」ような気配がしてなりません。
これから、おそらく高値になったカードはオリパの商品に変わっていきます。
だって、3万円で買い取ったルチア、3万円以上で売らなくちゃお店は赤字になりますからね。
高額オリパの商品にルチアが目玉になっていきます。
「ただ、ルチアに本当にその価値はあるのか?」
ルチアの比較に、リーリエのたとえが出てきますが、リーリエは「海外でも人気がある」という実績があります。
ルチア・・かわいいんですが、リーリエほどの人気あるのでしょうか・・。
話がそれました。
とにかく、言いたいのは「信頼を得てお金を得る商売は長続きする。信頼を売ってお金を稼ぐ商売はいずれ滅びる」ということです。
福袋の記事でも書きましたが、オリパや福袋は、信頼の指標として使えることができます。

転売も商売の一つなので、利益を出すなとは言いません。オリパも福袋も同様です。買ってから文句を言うのは違うと思います。ただ、どうせなら嫌な思いをせずに互いに笑いあえたらそれが一番だと思いませんか。

今下手に高騰している商品に手を出して、価値が下がったら、悲しいですよね。

実際、第3次ポケカブームはいつ終わるのかわかりません。しかし、本来の価値より異常な取引が行われているのは確かです。今までの価値の上がり方の法則に当てはまらないため、私は今回は参加せずに傍観する予定です。

ほうほう、ではしばらく転売は控えるの?

いや、まだまだ本来の価値になっていないカードがあるので、それを見つけたら買っていく予定だよ!まだまだリザードンとピカチュウには注目してよいと思うよ!

今回はオススメアイテムというより注意喚起の記事になりました。
異様な価値の上がり方をするアイテムにはお気を付けくださいませ。。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こんにちは。トレカ転売でお小遣いを100万円増やしたポケスロです。今回もトレカの知識を増やしていきましょう。